☆毎日の幸せは         スプ~ン1杯が丁度良い☆


by staygold3103
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カテゴリ:幸太郎物語199×( 15 )

チーム解散後、幸太郎はしばらくスロットから遠ざかった・・・・・・
それまで夢中で打っていたのが不思議な位に。

平日は遅くまで残業。週末は彼女の実家か自分の自宅のどちらかに泊まり。
スロットを打たない事に、何のためらいも無かった。いや、自分の意識の中から消えていた。

1年位経ったある日、彼女が法事との事で一人買い物に行き、その帰りにS店の前を通った。
とても懐かしい建物だった。(少し寄って見ようかな?もしかしたら誰か居るかもしれない)
久々のパチンコ店。しかし中は以前とはガラリと変わっていた。

コンドルが設置されていた島には、CT機のウルトラマン倶楽部が入っていた。
島の端から眺めながら、『以前はこの島しか打たなかったかなぁ~』と感傷に浸っていると、
ポンッ!誰かが自分の肩を叩いた(誰だ?←軽い期待♪)

それは三田のおっちゃんだった。
おっちゃんは、ず~っとこの店に相変わらずに通っているらしい。
三『しばらくじゃない!どうしたの?』
幸『うん。近くまで来たんで寄ってみたんだ』
三『今はもう出ないね~。最近勝ってるの?何処の店行ってるの?』
幸『もう打ってない。それより皆はここに来てる?』
三『俺の知る限りじゃ誰も見ないなぁ~』

メンバーはここには来てはいない様だった。
寂しい様な、少しホッ!とした様な、なんとも言えない気持ちだった。
何も打たずにそのまま店を後にした・・・・・・・

自分達が熱くなった店の姿はもうそこには無かった。
改めて、あれは一体何だったのだろう?まるで夢まぼろしの如くにさえ思える。

やはりコンドルの登場と時代がたまたま良かったのであろう。
今の時代にコンドルが出ても、きっと人気は無いと思う。
万人向けの台が人気の有る今の時代では、技術介入度の高い台は店も客も敬遠するのは
目に見えている(店も使い難いだろう)
少し前に『イレグイ』と言う台が出たが、あれが良い例だと思う。。。

その後、何度かトラ以外の皆とは飲んだ事があったが、もうすでにそれも無かった。
皆の状況と言えば
・トラ  (親の実家を出て何処かに就職したらしい)
・シュウ(大手食品会社に就職後、忙しくしているみたいだ)
・タク  (某大手パチンコメーカーに就職)
・ダイ  (実家の工場が親が死んだと同時に閉鎖。就職した)
付き合いの合った頃はこうで有った。

その後、皆それぞれに忙しくなってしまい連絡は途絶えた(その後の事は判らない)
でもそれも時代の流れであり、仕方の無い所である。
過去になってしまっても、その頃の想い出までは消えはしないのだから、
それはそれで良いのだと思う。。。


数年後、S店は無くなってしまった。
あれだけ人気の有った店なのに、パチンコ店とは、はかない物だ。




そして、幸太郎は・・・・・・・今もスロットを打っている。


【最後まで読んでくれた方に】
幸太郎物語199×を最後までお付き合い頂きまして、ありがとう御座いました。
もう、かなり前の事なので、全部正確には思いだせないので、所々はフィクションです^^;
今の様に携帯やネットなどの通信が普及していない時代で、良くもまあここまでやったな!
ってのが自分が書いて見て思った正直な気持ちです。
なかなか文章にするって事は難しくて、書いている自分が訳判らなくなったりして
読んでいる皆さんも???だったと思います(汗)

自分の場合、当時の連中ともう付き合いは無いのですが、今『北斗の拳』を通じて知り合った
皆さんとは、続けられる限りお付き合いしたいと思っています^^♪(ヨロシクね)

また何か書くスロネタでも思いついたら書いてみたいと思います^^@(未定ですが)
このスロネタで書いて!ってリクエストがあれば考えてみます(判ればですが・・・)

それでは皆さん、楽しいスロライフを~☆
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by staygold3103 | 2006-01-24 23:33 | 幸太郎物語199×
焼肉屋に入り、何時もの様に座敷に上がる。
(この店とも当分は、オサラバだな・・・・)

生ビールを4つ頼んで、皆でジョッキを突き合わせる!(カチン♪)
一同 『お疲れさん!!!』

皆で飲むのは約2ヶ月ぶりだった。
飲みながら色々な事を語り合った・・・・・思えば長い付き合いになった物である。
幸太郎がここで問い掛けをした。『そう言えば、タクとシュウが知り合ったきっかけは?』
タク『何だったっけ?(爆)』
シュウ『確か・・・・・コイン1枚?』
タク『そうそう!それだよ!』

聞けばタクがリーチ目と同時にコインが無くなり、たまたま隣で打っていたシュウが
シュウ『コイン貸そうか?』と一握り出したら、
タク『1枚で良いよ!』と言って1枚掛けでボーナスをビシッ!と揃えたらしい。
それを見てシュウが、コイツは巧い!と思い色々話したのが最初だったのだ。

その後、2人共学生と言う事もあって意気投合したらしい。
幸『へぇ~きっかけはコイン1枚か(笑)。で、トラとは?』
シュウ『落としたコインを拾ってもらったのがきっかけ』
幸『やっぱりコイン1枚じゃん(爆笑)』
シュウ『あ!そう言われるとそうだね』
タク『俺ら、コイン1枚で繋がったみたいな物だね』

この時の事は良く覚えている。
コイン1枚・・・・・・たったの20円である。されど、その1枚が自分達を結びつけたのだ!
スロットのコインなどは打っている時には、それについては、あれこれ考えたりしない物だ。
しかし、たった1枚のコインが新しい出会いを生み出す事もあるんだな!
幸太郎はこの時に改めて、そう感じたのであったのだ。

1枚のコインと『クランキ-コンドル』と言うパチスロ機とこの店が、俺達5人の出会いの
全ての源であったのは紛れも無い事実で有る!
全国に何百万人この台を打った人間がいたのかは判らない・・・・・
その中の、たったの5人が巡り合ったのは、奇跡的と言っても過言ではなかろう。。。。

出会いから、苦しい時の事!楽しかった事!色々な話をしている内に時間は過ぎて行った。
恐らく閉店時間と言う物が無ければ、永遠に話をしていそうな気分であった。
しかし、残された時間もわずかとなった頃に幸太郎がこんな事を言った。
『俺はスロットを完全には止めはしないだろう。みんなもこの先はどうするのか自分には
判らない。でも俺はみんなと出会えてスロット打てて良かったよ♪先の事言っても
どうなるか?は判らないけれども、10年経ったら、またこの店に来てみないか?』

シュウ『俺も判らないけど止められないかな(笑)』
タク『いいね☆10年経ったら皆変わってるだろうな~ぁ』
ダイ『みんな、ハゲたおっさんだよ!』
皆で大笑いしながら、そんな約束を交わした。忘れても恨みっこ無し!と言う事で・・・・


そして別れの時間は来た。
幸『それじゃ、みんな元気でな!仕事頑張れよ』
タク『みんなもね!』
シュウ『また何時か会える時が来るよね♪』
ダイ『スロット打ってればな!』
駐車場で4人で拳を突き合わせて別れた・・・・・・・・

幸太郎は愛車のエンジンを掛けて皆を見送り、最後に駐車場を出た。
帰り道で信号で止まる度に、何故かシグナルがぼやけて見えていた。。。。

『終わったな・・・』 満足感と寂しさが入り混じり涙が止まらなかった。。。。


こうして俺達5人のチームは解散をした。
これからも新しいスロットは沢山出て来るであろう。大人気の台も出来るハズだ。でも・・・
『クランキ-コンドル』 この台が自分にとっては永遠にNo1の台であり続けるのは
間違い無いと思う。

素晴らしい仲間と経験を与えてくれたこの台を、俺は永遠に忘れない・・・・・・・(終)
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by staygold3103 | 2006-01-22 22:19 | 幸太郎物語199×
翌週・・・・・・何時もの様に店を出た後、何時もの焼肉屋に皆を誘った。

焼肉を食べながら、ビールを飲み『最近出ないよなぁ~』などと話をしている時に
幸太郎は切り出した。。。

幸『俺さぁ。コンドル打つの辞めようと思う』
一同『えッ!!!何で?』
幸太郎は皆に、今の気持ちを伝えた。。。。
自分のプライベートの事情や今のコンドルの状況などをだ。

しかし皆は納得していない感じだった。
それはそうだと思う。あくまでも自分が思っているだけであって、皆は違う考えを持っている。
シュウ『でもさ、まだイケるんじゃないの?』
タク『そうだよ。毎週じゃなくてもいいじゃんか!』
などと各自の意見が飛交った。ここで今まで黙っていたダイが・・・・・

ダイ『実は俺もそんな事考えていたんだ。』
幸太郎はダイからそんな言葉が出るとは思っていなかったので面食らった。
しかし、奴は仕事を辞めてしまい、やはりスロだけの生活がキツかった様だ。。。

それと、幸太郎が何故止めよう!と言うかの、もう一つの理由を話した。
シュウとタクは4月から就職して社会人になる。
もう今までの学生時代の様に毎日チェックするのは無理だと思った。
学生時代には出来る事も、一旦就職してしまえば出来なくなる事がある!
仕事に責任が出れば、今の様に集まって打ち続けるのは不可能だと言わざるおえない。

シュウもタクも大丈夫だよ!とは言葉にはしたが、顔付きは違っていた。

確かに2年も続いた事を止めるのは寂しい・・・・・・
しかしコンドルが何時まで店にあるのかも判らない。(補償は無い)
実際に他の店ではコンドルを撤去した店も出て来ている。客が付かないのだ。

自分勝手な考えだが、何時の間にか自然と廃れて行くよりは、まだ余力のある内に
止めた方が良いと思っていた。(ホントに勝手ではあるのだが)
自分としては何よりも、皆が納得した上で終わりにしたかった。。。。

皆、押し黙ったままであった・・・・・・・・・・・・・・そして結論は出た!

それぞれの思いは在った物の、最終的には今の様な打ち方は止めよう!と言う事になった。
これからは、個人個人で打つ事にした。
自分も店に通うのを止めるつもりは無かった。その考えは皆も同じだ!

但し、3月の最後の日曜は皆で打とう!とだけは決めて。
(トラにも一応伝えておく事にしておいた)

それが皆で打つ最後の日になると心の中では確信していた・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-17 23:55 | 幸太郎物語199×
また、新しい年を迎えた。

もう、この頃になるとコンドルは何処の店でも〆られているのが当たり前になっていた。
攻略雑誌には『設定①でもDDTとハズシを駆使すれば勝てる!』などど掲載されていた。
実際、等価交換ならば瞬間的には設定①でも勝てるのかもしれない。
しかし、この当時多くの店は7枚交換であり、6枚さえもまれで有ったのだ(自分の周りは)

この頃は勝率もかなり落ちてきていた。勝ってもたいして浮きはしないのが実情である。
S店ではそれでも勝てる台は確実に有ったが、その台数は見た目にも減っていた。

幸太郎が平日に打っていたN店などは、もう客付きもまばらな状態で、勝てる台も
殆ど無い状態である。(あれだけ活気の有った島だったのだが・・・・・)

N店にも一人、めちゃめちゃ出している奴が居て、その仲間が10人位いたのだが
そのグループも今は午前中に少し出ると、即撤収している。
何処の店に行っても、グループが有ったのは自分はコンドルからだと思う。
それ以前は、個人かせいぜい2・3人で来ているのが殆どで、大抵は一人打ちだった。


この頃、幸太郎は陽子と付き合う様になっていた。
会うのはやはり、平日の夜。門限がある娘でPM9:00には何時も送っていった。
休日は、『仕事で休出!』と言う事で会ってはいなかった。

そして、2月14日がやって来る。
バレンタインデ-と言う事もあり、一緒に映画を見に行く事に。。。
帰りに食事をして、何時もの様に送る途中で・・・・・・
陽『今度の日曜日は空いてるの?』
幸『う~ん。どうかな?』
陽『何か・・・・・・・土日ってやってる事有るの?何時もダメだし』
幸『ーー; ギクッ!』
陽『それともさぁ~。他に女いる?だからダメなの?』
幸『・・・・・・・』

痛い所を突かれてしまった。。。。確かに、そう思うのも無理はないとも思った。

陽『何か・・・・・・隠してるよね?』
幸『(--@』
陽『私には言えない事なんだね↓』
幸『・・・・・』

そして・・・・・・・・・・・・・・・・泣き出した。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

もう、こうなってしまっては言わない訳には行かなくなった。
仲間と休日はスロットをしている事をソフトに話した(汗)

陽子は驚いた様な、安心した様な顔をしていた。そして・・・・・・・
『それって、何時までやるつもりなの?』『辞める事は出来ないの?』
『それが、幸ちゃんにとって今一番大事な事なんだ・・・・』
思いの丈をぶつけられた。。。。

俺は、『何時までも続けられるとは思っていない』
『打つのを減らす事は出来ても、2度と打たないと嘘は言えない』
と返した・・・・・・・

そんな問答を繰り返している内に・・・・・・
陽『私とスロットとどっちが大事なの?』
決めセリフが炸裂した!!!

幸『少し、時間を貰えないかな・・・・』
この言葉が伏線になったのは確かだったのだが、この少し前から考えていた事がある。

後は、自分自身の決断を下すだけであった・・・・・・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-14 22:12 | 幸太郎物語199×
トラはいなくなった・・・・・・・

4人になったものの相変わらずに、皆この店に通っていた。
コンドルを打つ様になってから金銭面ではとても楽になっていた♪

この当時の幸太郎の金の使用状況と言えば・・・・
・家のローン        50K (20歳の時に事情が有って家を建てた為)
・家に食費として     50K (そんなに食ってないが・・・)
・車のガソリン代     20K (ハイオクガソリン)
固定で掛かるのはこれ位で、後は雑費として少々と遊ぶ金だけだった。

車(スカイライン)は年数は経っていた物の、流石にバブル期に生産車は頑丈だった。
故障は全く無く、メンテ費用もオイルとタイヤ位で済んだ。
特にファッションに興味がある訳でも無く、シーズンに2着位の服を買う位。
ブランド品にも全く興味は無かった(唯一例外はCK-one位か?)

当時は休みと言えば、スロを打っていたので遊びに金も掛からない。
結局は月に200K位のスロットの浮きが有れば、給料は手付かずの状態だった。
(今では信じられない事なのだが。)

結局2年間は全く給料は一切使わなかった。。。

11月のある日、中学の同級生のEの結婚式に参列した(もうそれが普通の年齢だ)
この二次会で一人の女性と出会う事となる。
たまたま自分の斜め前に座っていた、新婦の友人の陽子だ。

とても目の綺麗な娘だった(実はコンタクトレンズが光っていたのだが)
色々な話をして、自分が『ハウンドドッグのファンだ!』と言うと『歌って下さい』と言うので
つい、歌ってしまったのだが・・・・・・目出度い席には似合わない歌詞なのだ(良く考えると)

後でその事は笑い話になるのだが、2人で気を使ってしまい、それがきっかけになった。
ビル管理会社の普通のOLだった。ギャンブルは一切やらない。
当然、スロットの話などは一言もしなかった・・・・・・・・・・・・・ある時までは。

スロットの方は4人で相変わらずに打っていた。
仕事を辞めたダイは、店の休み以外は毎日朝一から打っていた。

この頃、会社で幸太郎を係長に!と言う話が持ち上がった(年齢的にもそうだろう)
しかし・・・・・・・・・自分はこれを辞退した。
確かに役が付けば傍目には良いが、その分残業と休出が増えるのが目に見えていた。
そもそもが出世には全く興味が無く、また意味が有るとも思わないのが本音だった。
平リーマンの方が気楽であるし、それ以上に『プライベート』の時間を大事にしたかった。

恐らく、これを受けていたらコンドルをチームで打つのはこの時点で終わっていただろう。
(上司からは白い目で見られながらも固辞したのは言う間でも無い)

この台が有る限り!この店が有る限り!それは永遠に続く気がしていた・・・・・

それでも終焉の時は、音も無く静かに近づいていたのだった・・・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-13 15:15 | 幸太郎物語199×
トラが来なくなった後も、自分達は4人で相変わらずにコンドルを打っていた。

しかし、流石に自分も気になっていた。意を決してトラのアパートに行ってみる事にした。
(場所を知っているのは自分だけであったのだ・・・)
奴と最後に飲んだ日の顔付きが未だに気になっていたのが、偽らざる本音である。

アパートに着くと・・・・・・もう誰も住んでいないみたいな気配を感じた。
隣の部屋の人に聞くと、2週間前に引っ越したらしい!との事だった。

幸太郎は怒っていた!それは金の事では無い!
誰にも何も言わずに黙って去って行ったトラが許せない気持ちだった。(何故・・・・)
この事実を他の3人に伝えた。皆は驚きながらも
シュウ『でも、落ち着いたらまた来るんじゃないかな?』
タク『何か事情で来れないんじゃないの?』
ダイ『でも、何も言ってなかったじゃん!どうかな?』
幸『取り合えずは、これからどうする?』

皆で話し合った結果、もう少しこのまま待ってみよう!と言う事になった。
自分としても、皆がこの店に居る限り、トラは戻って来るだろうと思っていた。
いや、戻る場所を作っておきたかったのかもしれない。。。。

そんなある日、店を出た後に自分の車の中に見知らぬ紙袋が入っているのに気が付いた。
中身はトラからの物だった(何時の間に入れたんだ?)

自分の車には、キーロックした時用にスペアキーが車体に付けてあった。
以前、ロックした時にそれを使っているのをトラは見ていたので、それを使ったみたいだ。
中には各個人に当てた手紙と菓子が入っていた。

皆に手紙と菓子を渡して自宅に帰り、手紙を読むと・・・・
・親父の会社が倒産してしまい、借金を抱えてしまっている事。
・母親が病気の為に実家に戻って、それに付いていると言う事。
・そこで就職して借りた金は絶対に返すと言う事。
・急に居なくなったわびと、実家の連絡先。
・また落ち着いたら店に顔を出すとの事。
などが書かれていた。そして幸太郎の住所を教えて欲しいと・・・・

俺は金の事などはどうでも良かった。とても寂しい思いだった。。。
何故、顔を見せないのだ?ここまで来てたら会って挨拶位していても・・・・
この時は本気でそう思っていた。

後日、現金書留にてトラから金が送られて来た。
どうやら、ダイが連絡を取ったらしく自分の住所を教えたらしい。
ダイの話によると
借金取りに追われていたので、マークされている可能性のある店に来れなかった。
これが真相らしいのだが・・・・・・・・・・それでも顔が見たかった。。。


結局、トラがその後に店に姿を見せる事は無かった。
こうして、核と言うべきメンバーが忽然と消えて行ってしまったのだった。
まるで、ジグソ-パズルのワンピ-スが欠ける様に・・・・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-12 22:23 | 幸太郎物語199×
コンドルを打つ様になって2度目の秋である。。。

ダイがこの頃『仕事辞めてスロプロになろうかな?』などと言っていた。
この頃のダイは都内のソフト開発の会社に勤務していて、朝は始発!帰りは終電!
こんな生活をしていて、かなり疲れていたみたいであった。

自分は止めた方がいいゾ!と言った。
サラリーマンとして決まった収入があるから気楽にスロなど打っていられるのであって
そのバックボーンが無くなると、精神的にもかなりキツクなっていくは目に見えている。

幸太郎がパチンコを打っていた店に本物のパチプロが通っていた。
年は40後半であろう。毎日スーツを着て、髪もキッチリ決めている人だった。
羽根物を専門に打っているみたいだったが、当時は1台打ち止めにして約7Kの時代である。
会社の人間がたまたま知り合いだったので、話を聞くと店と取り決めがあるらしかった。

・1日に打ち止めに出来る台は3台まで!
・開放台は打ってはいけない!
・他の客に出る台を教えてはいけない!
・デジパチなら打っても良い!

みたいな感じらしい。(この条件を飲んで通っているらしかった)
確かにこの人はデジパチは打ってはいなかった。それはそうであろうと思う。
3台打ち止めにしても元金を引いて20K以下しか浮かないのある。
(運の要素が強いデジパチなどは打たないのが無難だったろう)

そしてPM7:00になると決まって帰って行く。(それまでは店内で観察&談笑)
常に傘を持って、片手はズボンのポケットに入れて街道を歩いているのを何度も見た。
(徒歩で毎日2km位を歩いて通っていた)家も知っていました。

自分の中で『パチプロ!』と言うと、常にこの人が頭に浮かんで来る。。。
とても自分には真似する事は出来ないスタイルだった。

しかしダイは結局は仕事を辞めた。
幾等キツクなったとは言え、コンドルの魅力に陵駕されてしまっていたのだろう。
『勝てなくなったらどうする気なの?』と聞いたが、その時は就職すれば良い!との返事。
(そもそもダイの家は小さな工場で将来は社長になるのが決まっている^^;)

自分みたいなサラリーマンには到底越える事が出来ない壁がそこには在る・・・・・

コンドルは色々な人のライフスタイルを変えて行った台で在ったのだ。
そんな人間がこの台の存在によって、きっと増えただろうなと思う。。。

そんなある日、何時もの様に店に並んでいると、何時になってもトラが来ない。
幸『今日来ない!って言ってたっけ?』
シュウ『聞いてないけれど・・・』
タク『風邪でもひいたんじゃないかな?』

自分も最初は、そうなのかな?と思った。
しかし、その後トラが自分達の前に姿を見せる事は無かった・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-10 23:26 | 幸太郎物語199×
何時もの様にコインを流して特殊景品に替えて店を出ると、タクがなかなか来ない。
皆で、『アイツ、何やってんの?』と言っていると、タクがやって来た。

タク『ヤバイよ~@』
幸『いきなり何言ってんの?』
タク『あやちゃんに聞いたら、店長が変わったんだって!』
皆『マジで?』

あやちゃんとは、この店のカウンターにいる娘である。
沖縄出身のメガネの良く似合う娘だった(実は自分は、メガネの子に弱かったりする^^;)
しょっちゅう通っていたので、何度か話た事はあったが、実はタクがこの娘に惚れていた♪

カウンターでふてくされながら話をした所・・・・
タク『最近あまり出ないよね?皆が言ってるよ!』
あや『先月から店長が変わったんだよ。お客さんが同じ事言ってるよ!』
タク『だからか~ぁ』
あや『働いてる皆が嫌ってるよ・笑』

店長が変わると言う事は、店の方針が変わっても当然であった。
シュウ『どうりで、最近出る台の傾向が違うはずだ~』
以前はBIGが40回を越えるのは珍しくなかった。今は30に乗せるのがやっとだ!
トラ『こりゃ、今後は苦労しそうだな・・・』

確かに最近は客が多少減って来ていた(昼でも空き台がある状況だった)
トラの予感は当たる。その後はBIG30回にとどかない日が続く・・・・


そんなある日、トラが『ちょっと、家に来ない?』と言うので行く事になった(自分一人)
この頃は携帯はあったが、まだ誰も持ってはいなかった(ポケベルさえも)
他のメンバーの家に行くのは初めてだ(同級生のダイ以外は)

トラのアパートで酒を飲みながら、スロの事、それ以外の事などを話した。。。
時間はアッ!と言う間に過ぎ、外は明るくなっていた。その時トラから意外な言葉が・・・
トラ『悪いけれど、金貸してくれないかな?』
幸『良いけど。何かそんなに困ってたっけ?』
トラ『お袋がちょっと具合悪くてさ。金要るんだよ』
幸『別に良いよ。50万位で良いかな?』
トラ『そんなにじゃなくて良いよ。20万貸してくれる?』
幸『判った。2ヶ月もあればそれなら返せるよね』
トラ『ホント、悪いね』

財布から金を出してトラに渡すと、奴は本当にすまない顔をしていた。
(トラのこんな顔を見るのは初めてだな・・・・・)

自分達はお互いのプライベートの事はあまり知らなかった(暗黙の了解である)
実はお互いの家の電話番号さえ知らない。
それでも店に行けば、そこには皆が居る。何故だか判らないが集まっている。
別に来なくても、誰にも文句は言えない。。。でも不思議にそれは無かった。
自分は風邪で会社は休んでも、店には来ていた(ホント馬鹿である)

もうこの頃になると、勝ち負けとかではなく、自然と生活の一部としてコンドルを打っていたのだ
(何時まで続けられるのかな・・・・こんな思いが頭をよぎる。。。)

しかし、このチームが突然に崩れる事になるとは未だに気が付いていなかった・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2006-01-09 17:09 | 幸太郎物語199×
春と言う季節は自分は苦手だ・・・・・・
自分は花粉症である!スロを打つにもそれはかなり影響する。
症状を抑える為の薬は大抵が眠気を誘い、打っていても気持ちは集中出来ないのだ!
(自分の様に気合で打つタイプの人間には、かなり辛い。。。)

少し涙目で打っていた。しかし、その理由は・・・・・・・花粉症が原因では無い。
彼女(由香里)と別れた。。。。

ある日、彼女から電話が掛かって来た。『明日、時間取れるかな?』
自分はてっきりまた車の事か?と思っていた。
(当時、由香里は180SXを欲しがっていて、中古車店に何度か見に行っていた)
また良さそうなの見つけたのかな?何時も見に行くと事故車ばかりだった。
(まがりなりにも物を作る仕事に携わっているいる自分は、事故車はすぐ判る)

『どっか行こうよ!』この一言で、まだ7分咲きの桜を見に行く事に・・・・・・
桜の花の淡いピンク色と、その下で咲く黄色い菜の花のコントラストは見事であった。

桜並木を歩きながら
由『オーデション、受かったよ♪』
幸『そりゃ~良かったね。おめでとう^^』
由『でもね・・・・・悩んでるんだ。。。』
幸『何で?悩む必要あるの???』
由『やるとなったら、今の仕事辞めて都内に引っ越さなきゃならなそうなんだ。』
幸『・・・・・・』
由『なんかね。どうも踏ん切りが付かなくて』

どうやら夢に進むには、今現在の生活とは一変してしまうのを恐れているみたいだった。
幸『でもさ、夢なんだろう?』
由『うん』
幸『だったら、答えは一つなんじゃないかな?』
由『・・・・』
幸『頑張りなよ!俺も応援するからさ^^;』
由『そうだね。頑張ってみるよ』

自分としては寂しさはあった物の、当時の自分には大した夢も無く、夢が叶いそうな
コイツの背中を押す事しか出来なかったのだ。
幸『公演決まったら教えてな。見に行くから・・・』
由『そうだね』

離れてしまうと、距離を感じる様になっていった(自分は結構寂しがりやなのだ^^汗)
そして、電話も少なくなり、結局は連絡も無くなってしまった。
後日、一通の封書が来て、チケットと共に書いてあった手紙には・・・・・・
「本当はあの時にやめろ!って言って欲しかった。その覚悟もしていた」
みたいな事が書かれていた(女心の判らない、青二才の自分であった)

しばらくしてから電話があり『今度TVに出るから見てね^^♪』と言って来た。
ほんの10秒程度でセリフも2つだけであったが、彼女を見たのはこれが最後になった。。。

その寂しさを紛らわす様に、毎日コンドルを打っていた。
ある時は仕事をサボって、平日の朝から打っていたりもした。しかし・・・・・・
幾等打っても、幾等勝っても、心が満たされる事は無かった。。。。

しかし、家に一人居るのも辛く、コンドルを打つ事で大分癒されたのも事実かも知れない。
楽しい時も、辛い時も、コンドルを自分は打っていた。
(結局はこの頃の自分は何かと言うと、コンドルに繋がっていたかもしれない)

この頃からコンドルか厳しくなりだした。傍目に見ても出なくなったのだ。
設定①でも理論上は勝てる!と攻略雑誌には出ているが、それは等価での話だ!
(この店は7枚交換である。設定③からでないとかなりキツイ)

何故、急にこの店が出なくなったのか?理由が判った・・・・・・・・・(続く)
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by staygold3103 | 2005-12-26 23:36 | 幸太郎物語199×
12月31日・・・・・・大晦日も自分達は変わらずにコンドルを打っていた。
(流石に閉店時間はPM9:00でした。当時は)

『また来年な!』 誰とも無くそう言いながら、皆帰って行った。
皆で話合った結果、7日の日まではスロはチームでは打たない事にした。
この田舎の店では正月は『大回収時期!』 となるのは必定で有った。。。。
(何もゴミゴミした時にやらなくても良いよな!皆がそう思っていた。)

愛車のスカイラインを走らせながら、この一年を振り返っていた。
不思議な物だ。最初はどうにも乗り気では無かった自分が、今はこの状況を楽しんでいる。
ギャンブルは一人でやる物!この考えは変わっていなかったが、今は楽しい^^♪
例えるならば、クラブ活動の様な物でもある。

正月はデパートも休みなので、由香里と初詣に出かけた(休日のデートも久しぶりである)
ある神社に行き、お参り。おみくじを引くと・・・・・・・・・・・・・2人とも『凶!』
(正月位、凶抜いておけよ(--;)意外と凹な気分にさせられる。

露天のお好み焼きを食べながら歩き、こんな話をする・・・・・・
由『今度、オーディション受けるんだぁ♪』
幸『へ~ぇ。受かりそうなの?』
由『きっと、ダメだよ!おみくじも凶だし』
幸『関係無いんじゃん。一か八か?って感じって意味じゃ良いんじゃない』
由『落ちたら・・・・・・劇団やめよっかな』
幸『もったいないよ!』
由『もし、落ちたら仕事も辞めて・・・』
幸『・・・ん?』
由『結婚でもしようかな♪』
幸『・・・・・・・』(照)

告られてしまった・・・・・・考えてない訳では無い。でもまだ現実的では無かった。
彼女にはまだスロチームの事は話してはいなかった。
別に隠している訳では無かったが、何となく話難い感じも確かにあった。
(彼女はギャンブルは一切やらない人でした)

思えばこの時が彼女とは一番ピークで有ったかもしれない。この後・・・・・・


1週間もスロを打たないと不思議な物である。全く打ちたいと思わない?
もしかしたら、本質的に自分はスロは好きではないのかもしれない。。。
ただ、時間があって・・・・・金が少しあって・・・・・一人で気軽に暇潰し・・・・

そして7日になった(今年の初打ちの日である)
やはり正月は出ていなかった様だ。シュウは律儀にも毎日夜データを取っていた。
初日・・・・・・・5人共に負け(全員が負けたのは初めてだった。やはりおみくじが・・・・)
帰りに何時もの焼肉屋へ・・・・・

ダイ『か~ッ。今日はダメだったね』
タク『休みボケなんだよ、きっと!』
幸『でもな~こんなの続いたらキツイよね?』←まだおみくじに洗脳されている@
シュウ『今月全然出してないよ。〆月なのかな~ぁ』
この時
トラ『でもこれで今年の厄が落ちたと思えばいいんじゃないの?』
(トラは何時も前向きである。コイツの言葉に何度救われた事か。。。)

翌日は全員が勝った☆ やはり皆、調子が出ないだけだったのだろう。
(今年もこの調子で行けそうだな♪)

まだ、この時はそう思っていた。しかしこの後、厳しい状況を迎える事になる・・・(続く)
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by staygold3103 | 2005-12-23 01:37 | 幸太郎物語199×